私の生活2-読書

Ⅰ 読んで寄付した本数及びジャンル

私が入居した時はホームに図書コーナーがありませんでした。
皆の協力で今では図書コーナーは4ケ所にジャンル別に合計で千冊以上収納されています。これはすべて職員、入居者、同家族等の寄付によるものです。

図書コーナー1
図書コーナー1
図書コーナー2
図書コーナー2
図書コーナー3
図書コーナー3
図書コーナー4
図書コーナー4

私が寄付した本の数は次の通りです。

平成23年までに私が寄付した本の数は616冊

平成24年に寄付した本の数  50冊

平成25年に寄付した本の数  37冊
平成25年までに寄付した累計本数     703冊

平成26年に寄付した本の数  40冊
平成26年までに寄付した累計本数     743冊

平成27年に寄付した本の数     44冊
平成27年までに寄付した累計本数   787冊

平成28年に寄付した本の数          37冊
平成28年までに寄付した寄付した累計本数    824冊

平成29年に寄付した本の数      35冊
平成29年までに寄付した累計本数    859冊

平成30年に寄付した本の数        38冊
平成30年までに寄付した累計本数   897冊

令和元年に寄付した本の数        35冊
令和元年までに寄付した累計本数   932冊

令和元年まで読んだ本の累計732冊

令和2年に読んだ本数    24冊

令和2年まで読んだ本の累計756冊

Ⅱ 印象に残った本のタイトルと私の寸評

本のタイトル(著者)と「私の寸評」

平成18年

時間活用術(日経ビジネス・アソジエ特別編集)
「いかに不要な仕事の手を抜くかがポンイト」

「抜く」技術(上原春男)
「押すばかりでなく抜くことの大切さを教えている」

逝き方上手(黒塚信一郎)
「熱中できる活動や学習に夢中に生きることがQOLを高める」

「晩学」の進め(野口靖夫)
「老人が勉強するのは何故か。自分に対するプライドではないか」

老人よ、「我まま」に生きよ(木原武一)
「自分の主体性の確立を薦めている」

日本人なら知っておきたい仏教(武光誠)
「仏教に関する常識を記している」

平成19年

ちょっとした習慣で人生はかわる(佐藤富雄)
「何歳になっても悪習慣を捨てると、人生が劇的に変わる由、老人に自身を与える。」

なんで時間がないんだ?(菅野結希)
「人生の中でやりたいことを見極めることの大切さを説いている。次に時間を活用する工夫が多く紹介されているのが参考になった。」

「続ける」技術(石田淳)
「続けられないのは意思の弱さや根性のなさとは無関係であると断言しており、 行動科学的方法を提案している。」

きょうの杖言葉 一日一言(松原泰道)
「人生にとって大切な言葉が多く参考になった。」

TIME HACK!(小山龍介)
「時間を活用するために集中力の大切さを説いている。私もかねがねそう思っていた。」

心の入れかえ方(阿奈靖雄)
「自己暗示の効果について驚いた。特に「笑い」の効用でつくり笑いでも効果がある由、興味を持った。」

常識は破るためにある(三枝孝裕))
「常識にとらわれない方がいいこともある」

方向音痴の研究(日垣隆)
「カーナビ開発秘話が面白かった」

日本の名言・名句を楽しむ本(ことばの森編集部)
「意味を再認識する機会を得た」

サムシング・グレートの導き(村上和雄+渡部靖樹)
「人間の智恵の小ささを思いしった」

ヤル気名言集(箱田忠昭)
「人生は積極的な行動を伴わないと人生のQOLも挙がらない」

非常識力(中村文昭)
「常識は絶対ではない。いつも常識を疑ってかかる必要がある」

平成20年

勉強について、私たちの考え方と方法(小山政彦+羽生善治)
「特に羽生さんは若いのに、しっかりした考えを持っているのに感心した。」

自分を変える人を動かす「暗示力」(鴨下一郎)
「暗示力の持つ効果について驚いた。」

勉強のルール(浜口直太)
「いわゆる「おちこぼれ」であった著者が博士になり先生になった勉強法を紹介している。」

夢は宣言すると叶う(祐川京子)
「アファメーションと行動の大切さを知った。」

「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法(石井裕之)
「希望することを口に出すだけでなく、言葉と結果のセットが必要である。潜在意識の大切さも強調している。」

一点集中力(伊藤眞)
「何事をやるにしても、集中力が大切である。」

ぼけになりやすい人、なりにく人(大友友一)
「高齢化社会に伴い、生活のQOLが特に重要視されている。皆ピンピンコロリを望むが、特にぼけになりたくないと思うぼけのうち、アルツハイマー型は原因がはっきりきりしないが、この本は疫学的にいいと言われていることを紹介している。

「寝る前30分」を変えなさい(高島徹治)
「寝る前30分の習慣を変えるだけで、たっぷり6時間の睡眠を採るうちに勉強ができるという著者の主張には「眼からウロコが落ちる」思いであつた。また、努力より効率を優先させ、物事は時間で評価するのでなく、もっとできばえで評価すべきであるという主張にも同感である。」

デキル男のアンチエイジング仕事習慣(稲川龍男)
「老年になっても元気に活動できるようにアンチエイジングが、大切である。この本はアンチエイジングの種々の習慣を紹介している。」

すぐやる!技術(久米信行)
「私の生活信条にもマッチしているので、興味をもって読んだ。やらないのはやれないということが解った。指示待ちではなく何でも自分の責任でやるクセをつけないといけない。

平成21年

机の上はいらないモノが95%(リズ・ダベンポート著/川村透訳)
「誰でもできる超アナログ的整理法を紹介している。」

人生の最後をどう終えるか(安田千恵子)
「現代の介護制度に対する批判は尤もである。」

「ひとりの老後」は怖くない(松原惇子)
「ひとり暮らしの不安に対する対策を考えたものである。考えさせられる本である。」

「できる」と思えば「必ずできる!」心理学(和田秀樹)
「精神論や根性論でなく、できる筋道を考えるのである。その前提として「あきらめない」ことの大切さを強調している。」

一生モノの勉強法(鎌田浩毅)
「勉強法のノウハウが色々と紹介されている。」

働き方(稲盛和夫)
「欧米人と日本人との労働観は違う。働く事は心を高める人生の目的であるとの主張である。
同感である。」

脳にいいことだけをやりなさい(マーシー・シャイモフ著/茂木健一郎訳)
「人生の幸福論である。」

なぜあの人はいくつになっても若いのか(吉川敏一)
「アンチエイジングの方法について「生活習慣」「食習慣」「運動習慣」の面から種々提案している。」

逆説の仕事術(鳥内浩一)
「何事も他人と同じ発想をしていたのでは競争には勝てぬ。)」

平成22年

仕事ができる人は「負け方」がうまい(宋文州)
「幸福は他人に勝つことであろうかと疑問を呈している。」

学問、楽しくなくちゃ(益川敏英)
「学問する喜びを体験すべきである。」

経済ニュースの裏を読め!(三橋貴明)
「新聞などのマスメディアの報道がいかに間違いが多いかを思い知った。」

断捨離(やましたひでこ)
「従来の整理整頓はいわば、消火であり、この本はいわば、防火について論じている。入口で不必要なものを遮断しなければならない。また、捨てることはその人の価値観による。断捨離を通じてものへの執着から開放され、よりよき人生を送れるようにすべきとしている。」

ピンピン、コロリ(帯津良一)
「死ぬときにその人の日頃の「死生観」が大切になる。考えさせられる本である。」

本質をつかむ思考法(伊藤真)
「考え続けていると本質が見えてくる。考え続けることの大切さを強調している。」

日本破綻(藤巻健史)
「円安政策の必要性を論じている。」

勝間&小宮のエコノトーク(勝間和代、小宮一慶)
「国際競争力をもち、外貨を稼ぐ必要があると強調している。」

自信は生きる力なり(遠藤健史)
「人間の力は底知れないものと感動した。」

地球温暖化と植物の不思議(日本雑学研究会)
「この本は主として植物の不思議な生態が紹介されており、生態系のバランスのくずれなど
の現在の問題点を提起している。」

「食糧自給率」の罠(川島博之)
「食糧自給率がいかに意味がないかを示しており、日本農業も儲かる国際競争力のある産業になることができる。その方策を提案している。」

脳の情報を読み解く(川人光男)
「BMI技術は日本人が開発したのに、利用するときに高い使用料をアメリカに払う状態になっている。これを日本経済を救う産業にしなければならないと主張する。」

野菜の裏側(河名秀郎)
野菜に関する常識に間違いが多いのを知った。有機栽培もよくないことを知った。無農薬、無肥料でなくてはならないことを知った。」

平成23年

「腦活」読書術(西田文郎)
「読書するにも、腦にプラスイメージを与える事が大切としている。」

マーフィーの黄金律(しまずこういち)
「潜在意識に希望することを強く念じる必要性を強調している。また、これも肯定的思考の重要性にふれている。」

データで見抜く日本経済の真相(原田泰・大和総研
「経済成長による所得の重要性を強調している。」

老いへの不安(春日武彦)
「老いについての心細さや愚痴を語るより幸福について考え直してみたほうが賢明だろう。「当たり前の日常」のありがたさを感じる必要がある。」

「震災大不況」にダマされるな!(三橋貴明)
「今回の東北大震災について国債を発行して東北のインフラを整備すればデフレ脱却の絶好のチャンスである。増税等のインフレ対策は自殺行為である。」

幸せに生きるための法則(小山政彦)
「種々の幸せに生きる条件を示しているが、特に人生を貸し勘定で過ごすという考えは参考になった。」

白内障・緑内障が少食でよくなる(山口康三)
「目は全身の窓である。目は食事などの欧米化が悪影響をしている。また、今の生活習慣の乱れを戒めている。」

平成24年

「複眼的思考」のススメ(長倉三郎)
「何事も両面がある。21世紀をよりよく生きるために両面の見方が必要であることを強調している。特に洋の東西文明の融合を。」

「ありのまま」という才能(ロブ・ヤン著/二宮扇寿子訳)
「この本は性格の本である。自分の性格の長所、欠点を気付づかしてくれる。性格を良いほうにもっていくためのアドバイスが出ている。」

排便力をつけて便秘を治す本(松生恒夫)
この本には下剤に頼らずに、便秘から脱却するプログラムが出ている。下剤を使うなら副作用である大腸メラノーシスを起こす危険のあるアントラキノン系下剤を避け、副作用の少ない酸化マグネシウムを使用すべきであるとしている。」

考えるとはどうようことか(外山滋比古)
「知識だけでは価値が少なく、経験に裏打ち裏打ちされたものでなければならない。この相性の悪い両者を繋ぐものが思考力である。この三者が融合してこそ新しい価値が生み出せるとしている。私も本を単に読むだけでなく、よく考えることが必要であると痛感した。」

「細胞のシート」の奇跡(岡野光夫)
「最近、山中教授のiPS細胞のノーベル賞で騒がれているが、我が国の「治らない病気」に対する治療戦略の立ち遅れを指摘している。そして、医学部と工学部の交流等異分野の総合化が必須であることを力説している。

人は死ぬから幸福になれる(島田裕巳)
「終があるからこそ、そこまで頑張れるのである。関連してこの本は「死」について、いろいろ考察している。」

一流になれる読書術(丸山純孝)
「読書には三段階がある。第一段階は知識として知ること。第二段階はそれについて自分で思考して自分のものとして理解すること。第三段階はよければ実行にうつすことである。特に第三段階が重要としている。」

一歩踏み出せる勇気の書(青木仁志)
「新しいことをやり始める時には不安感や恐怖心が先にたつ。こんな時にはまず、始めてみる。そうすると問題がほぐれてきたり危惧した程ではなかったことが多い。自分の性格は良くいえば、計画的、慎重、悪くいえば、臆病である。こんな性格の自分にとって非常に参考になった。

「脳の手入れ」が上手い人下手な人(和田秀樹)[
「病的な認知症は現在の医学では、治らないそうだが、一般の「ボケ」は予防出来るそうである。数々の方法を紹介しているが、要は脳に刺激を与えることである。」

心のアンチエイジング(川上正也)
「孔子でも釈迦でも旧約聖書にみる限りキリストも来世について何も語っていないのである。「人生の目的」は考えずに、生きる目標を持つことが楽しく人生を過ごす秘訣であるとしている。」

平成25年

「悩むこと」が「たのしいこと」になる本(伊東明)
{「悩み」には生産的な悩みと非生産的な悩みがあり、非生産的な悩みで悩むのは意味がないとしている。人生の生きる目的で悩むのは非生産的あるとしている。具体的な楽しい目標を設定するのが、生産的であると主張している}

脳はバカ、腸は賢い(藤田絃一郎)
[従来脳が賢いと言う本は数多く読んだが、腸がかしこいという本ははじめてで、とてもユニークであった。腸は場合に応じ脳に指令を出して体にいいことをさせているそうである。}

死ぬことが怖くなくなるたったひとつの方法(矢作直樹、坂本政道]
{この本は東大医学部の教授の著者と東大理学部物理学科卒でカナダトロント大で修士課程を終了した技術者の著者二人の対談である。その中で「超常現象」について科学者なら自分の持っている科学的常識外だから「非科学的」として切り捨てないで、未知のものに対して「あるかもしれない」として追及するのが科学者のあるべき姿であろう。としている部分が印象的であった。それにつけても人類の知識のいかに乏しいことよ。}

経済成長って、本当に必要なの?(ジョン・デ・グラーフ&デイヴィッド・K・バトカー共著/高橋由紀子訳)
{この本の著者はアメリカの環境経済学者とジャーナリストであるがアメリカに限らず、日本はじめ世界に共通する問題である。経済は人類を豊かにするものであるが、今迄と違ってパイが増えないゼロサムの世界に入ってきている。ある国が成長すると、ある国がその分マイナスになる。さらに、資源問題、環境問題、食糧問題を考えたら、経済成長一本槍でいいのだろうか。}

人口減少社会という希望(広井良典)
[日本はじめ先進国は人口が増えない。特に日本は少子高齢化社会で人口減少社会である。経済が安定期に入り資源不足、環境破壊、少子高齢化、就職口不足社会になったのだから、これを肯定的に捕え、従来の市場経済という指標に替わって新しい指標が必要になると著者は主張する。それがコニュニティ経済であるとしている。

脳が冴える快眠法(茂木健一郎)
[最近の脳科学の立場から睡眠の脳活動に対する重要性を強調している。あわせて、睡眠のメカニズム、快眠法、眠れない時の対策、仮眠に対する知見等に触れている。}

炭素文明論(佐藤健太郎)
[経済が安定期に入り、資源不足、食糧不足、環境悪化の時代に、成長一本槍ではだめなことは明らかである。では、江戸時代に戻せばいいのか。当時の世界人口20億人、現在70億人、差し引き50億人それだけの人を殺せば、いいのか。望みはかって空気中の窒素を固定してアンモニア肥料を合成して人類の食糧不足を救ったように人工光合成の成功等の人類の英知に期待するしかとしている。考えさせられる本である。}

平成26年

「自分を変える」読書(戸田智弘)
「個人の経験は限られている。読書は著者の代理体験ができる。多読を薦めている。また、たまには自分知識外の本に挑戦することを推奨している。」

「考える力」の鍛え方(上田正仁)
「正解が決められている学校の試験とは違い、正解のない実社会の問題を解決するにはとことん追求する粘り強い思考力が要求される。この本は実社会で通用する人間を育てるための創造力の元になる「考える力」を鍛えるテクニックや心構えを説いている。」

定常型社会(広井良典)
「経済成長がとまり、環境悪化、資源の枯渇、世界人口の膨張等を考えれば、将来は暗い。経済成長一本槍は限界に来ている。現在は構築されていない定常社会の「豊かさ」の指標を模索し、「定常型社会」はどういうものかを考えている。」

「5年後の世界経済」入門(中原圭介)
「経済のグローバル化や情報技術の進化を背景に経済やビジネスのサイクルが非常に短くかつ早くなってきている。今後生き残るためには国や企業のリーダーたる者は幅広い知識と先の見通しをもつべきである。この観点から著者は今後の近い将来の世界経済の趨勢を示して参考に供している。大変になった。」

うらやましい死に方(五木寛之編)
「超高齢社会になって新しい「死生観」が必要ではないかとしている。編者にとって「うらやましい」死に方とはできるだけ病気をせずひっそりと静かに死ぬこととしている。」

日本を変える!若手論客20の提言(田原総一朗)
「東西冷戦が終わり、共産主義、社会主義が否定された。一方、それらに対抗していた資本主義民主主義の良い面が薄れてきた。今後新しい価値観を構築しなければならない。若い人たちの枠に囚われない斬新な考えに期待したい。」

地下資源の科学(西川有司)
「日本は「資源貧国」である。また、加工品輸出国でもある。世界各国の厳しい地下資源野争奪の状況下で、どうしたら資源を確保できるかの方策を提案している。また、日本の技術で世界に貢献すべきと主張している」

アマゾンがこわれる(藤原幸一)
「人類の勝手な開発の結果、有限な地球の生態系が変わり、異常気象が多い。自然の代表ともいうべきアマゾンの森林が急速(毎日サッカー場3,000個分)に消滅しつつある。早く手をうたないと、とりかえしのつかなうことになると写真入りの画像で警告している。」

日本はなぜ外交で負けるのか(山本七平)
「日本は今国境の領土問題を抱えている。外国と交渉するのであるから、日本で通用する常識や思い込みは一切通用しない。外国人気質を知るとともに、メリットを求めてくるので、我々が勝負できる手は何であるかを冷静に判断する必要がある。また、著者が指摘するように、日本人が考えているような”国際化”はなく、アメリカ化、イギリス化、中国化でしかないというキビシイ現実を認識すべきだあろう。」

人は何故、同じ間違いをくりかえすのか(野崎昭弘)
「人は間違いを起こす動物である。間違いを犯すのは悪いことではない。間違いを犯したことを契機に反省し、原因を分析して再発を防止すれば、その意味が「本当にわかる」ことになる。大きなチャンスである。とことん考えることの大切さを強調している。記憶にたよる学校の試験の点数重視主義にはあまり価値を認めていない。」

平成27年

読む技術(塚田泰彦)
「単に情報をうるだけでは不充分で、「批評」が重要であることを強調している。」

砂漠の国に砂を売れ(石川憲二)
「砂と言っても、いろいろ種類r特徴があることを知った。砂のようなものでも資源になることは資源小国の日本にとって元気の出る話である。」

人生の目的(本田健)
人生の目的をいくら考えても判らないのだから考えても無駄であるとする意見もあるが、この著者は人生の目的をもっとパーソナルなものではないかとしていいる。自分にとって何がこれに相当するのか、考える必要がある。産幸になった。考えさせられた。

低欲望社会(大前健一)
「日本をはじめとした先進国は人口減少、低経済成長社会になっている。このような状態下ではアベノミックスのような従来型の政策ではうまくいかない。この本は人口減少社会、低成長社会を前提に、教育問題、地方創生問題、東京一極集中問題を含んだ社会のあらゆる方面にわたり「心理経済学」の立場でアイディアを出したものである。新しい成長戦略と言える。一読に値する。

筋トレをする人が10年後、20年後になっても老けない46の理由(久野請也)
「超高齢社会になってきたので、晩年になって、「寝たきり」になる人が多くなった。死ぬときは寝たきりにならず、ころりと死ぬのが理想とされている。そのために、必要なのが筋肉であるとこの本で著者は強調している。他の器官と違って筋肉は何歳からでも鍛えれば、変化が直ぐもたらるそうである。この本はいろいろの「筋トレ」の方法を紹介している。これによって、私は「筋トレ」を始めた。効果を確認するために体組成計も買った。」

沖縄と本土(翁長雄志)
この本は朝日新聞社が、翁長をはじめ4人を招待し普天間基地の辺野古への移転問題等について議論させたものを収録したものである。私はかって、民主党政権時代にこの問題についてアイディアを出しメールしたいきさつがあり、私の意見を無視した政権が倒れた実績があった。
自民党政権も未だ解決していない。この本に私の案以上のアイディアがあるかと思って読んだ。残念ながら、私の案以上のものはなかった。だが、私の知らない事実がいくつかあった。」

「遺伝子治療」はがんをここまで消してしまった!(吉田治)
日本ではがんで死亡している人の割合は3人に1人で、罹患率は2人に1人である。がんは人々を絶望におとしめる。この本に書かれているように「遺伝子治療」は人類を絶望から希望に変えるもんである。特にがんの標準治療法(手術、抗ガン剤治療、放射線治療)との併用が効果的とのことである。

平成28、29年

人口と日本経済(吉川洋)
「人口が減少し、働き手が減り日本経済は衰退し、地方は消滅の危機に瀕すという悲観論が一般的であるが、著者はマルサスの時代と違って経済のキーポイントは人口ではなく、イノベーションであると主張する。」

サイエンス思考(和田昭)
「最近の科学は自然科学、尋問科学を問わず、分野横断の抱く層的研究おおくなっている。こんな状況下、著者は「サイエンス世界観」と称して科学にとって必要な考え方や方法論を提案している。情報からサブシステム、全体システムに持って行く考え方がデカルトの「方法序説」や川喜多二郎のKJ法に照らして参考になった。

「常識」を疑いなさい。(麻生精機)
「常識に捉われることなく、自由な発想力、企画力で利益を生む「成功の法則」を見つけるべきとしている。」

はじめての心理学(ゆうきゅう監修)
「人の行動の奥にある心の動きを研究する心理学を勉強しておくのは社会生活スムーズに行う上からも必要である」

なぜランチタイムに本に読む人成功するのか。(中谷彰浩))
この本は「読書のすすめ」の本である。「時間がないから本をよまない」というのは「嘘パチである」。この本は読書のメリット、方法についていろいろ列記している。

忘れる力,思考への知の条件(外山滋比古)
「学校教育でいう「よく遊べ」と「よく学べ」が対立概念ではなく、よく遊ばないと学べないのと同様に記憶と忘却は車の両輪のように協力して有用な知識だけをのこしているのである。忘却の大切さを強調している。」

逆説の軍事論(冨澤暉)
「この本は個人の主観的意見を述べるのではなく、軍事などについて事実や材料を提供するものである。この本を読んで特定の考え、先入観等に捉われることなく、考えることの大切さを学んだ」

知らないと危ない毒の話(井上浩義)
この本は代表的毒についてその成分や実態、毒の強さ,対処法などについて解説すると共に、最近我々が新しく作り出した毒にも触れている。」

なぜ、この人はいつんも平常心なのか(渋谷昌三)
「パニックにならない方法、平常心でものごとに対処する方法等を示している。「いいかげん」も推奨している。自分の性格的欠陥から参考になった。」

一瞬で判断する力(若田光一)
「厳しい宇宙活動を通じて宇宙飛行士である著者が学んだ数々の経験が示されている。どんな仕事にも通用する教訓である。」

「語彙力」がないまま社会人になってしまった人へ(山口謡司)
「この本は最低限社会人として知っておくべき語彙についてその語源に遡って説明している。知らない部分があり、参考になった。」

孤独が君を強くする。(岡本太郎)
「あの有名な芸術家岡本太郎が人の価値は「己にあり」という人生哲学にそって主張している。」

騙されない技術(片田珠美)
精神科医の著者が嘘つきから身を守る方法を伝授する目的で書かれた本である。騙された事例、詐欺師の精神構造、騙される理由、嘘を見抜けない理由などが解説されている。」

折れない心をつくる自己暗示力(沢井淳弘)
「この本は著者の恩師である中村天風の教えに沿って書かれている。真剣さ、くりかえしの二条件が整うと自己暗示の効果はより完全になるとしている。さらにはポジティブなことばが必要であるとしている。」

得する睡眠法(小林瑞穂)
「この本は睡眠不足や睡眠の質の悪さに悩んでいる人のために書かれている。この本に書かれているいろんな知識を活用して仕事・勉強に励もうとと思う。」

逆説の法則(西成活裕)
著者は逆転の法則として以下の4つを発見したとしている。即ち、「空けるが勝ち」「分けるがか勝ち」「かけるが勝ち」「負けるが勝ち」である。これらを空間、時間、人について例示している。

楽しい縮小社会(松久寛)
人口減少、資源の枯渇、環境悪化の面から世界的にも、従来型の成長は無理である。発想を変え、縮小社会は「良い、楽しい社会である」と考えて叡智を集めて新しい指標を考えるべきとしている。

失敗を越えることで人生は開ける(加藤貞三)
人生には失敗はつきものである。失敗の中にその原因が隠されている。「なぜこの失敗をしたの?」を考えることにより失敗を土台にして次から成功を手にすることができる。

平成30年

①失敗の法則(池田信夫)
日本人の陥りやすい失敗を色々例示して、これらを抽象化し、類型化して、法則性を見つけて八つの法則に纏められている。うまくいったケースは反省しても、あまり役に立たないが、失敗の原因を分析することは意味がある。この時に法則は参考になる。

②偽装の被爆国(太田昌克)
唯一の被爆国である我が国の住人である著者が核に対する我が国政府の対応に反対している。「核兵器禁止条約」に批准せず、「核の傘」を信じ、「核拡散防止条約」^を盾として米国と共に北朝鮮に圧力をかけ続けている。現在の「核の傘」体制はあくまで過渡期の体制と体制考えるべきであろる。私も北朝鮮の行動には反対であるが現在核兵器を持っている国hs核の廃絶に関する行動は何もせず、核を持っていない国が持とうとすると、反対する。これではまったく不公平ではないか。

③負けない大人のケンカ術(和田秀樹)
この本は精神科医が大人のケンカで負けないで済む方法を論じたものである。この本には大人のケンカに勝つ方法が色々紹介されているが、ケンカ術というば、”勝つ”ことばかりイメージしてしまうが、実は「勝つこと」よりも「負けない」という事の方が大切ということを強調している。長い目で見れば、目の前の勝ちにつながる戦術を取った方が望ましくない場合が多い。

④孤独のすすめ(五木博之)
人それぞれの生き方がある。メディアなどで盛んにいわれているのは歳を取っても積極性を維持するためにボランティアやNPOの活動などに参加して他人とコミュニケーションをとる等々いろいろが、著者のように群れるのが苦手な性質の人が書いた孤独のすすめに大いに賛成する部分が多い。

⑤不老超壽(高城剛)
日本の医療制度は崩壊崩壊寸前である。病になってから治す医療から病気を予防する「予防医学」へ舵を切っていくべきといわれている。この本は世界の医療事情を紹介いている。それは人間のゲノム解析の終了とIT化の人体への導入に「予防医学」である。これが実現すれば150歳の平均寿命も夢ではない。

⑥人間の未来AIの未来(羽生義治、山中伸弥)
この本は国民栄誉賞の将棋の羽生さんとノーベル賞の山中教授の対談である。医学の将来、AIの将来について語られている。医学の進歩によって現在不治とされている難病も治療の可能性が出てきた。AIのの進歩により人類はもっと便利になろう。医学の進歩が神の領域まで果たして入り込めるかははなはだ疑問である。ATも人間の機能全てを代替するのは無理のようである。特に人間の情緒活動を数値化するのは、無理である。私はシンギラリティを信じない。AIの得意分野を上手に活用するのが得策であろう。過度に期待しない方がよさそうである。

⑦孤独の磨き方(植西聰)
孤独という言葉を聞けば、「寂しい」「辛い」「悲しい」といったネガティブな感覚を持つ人が多い。しかし、むしろ「孤独」が持つ積極的な面を見るべきである。これからの日本は核家族化が一層進み長寿に、晩婚化、非婚化が進み、一人暮らしが増える。当然ン「孤独」をアジア宇ことも多くなるだろう。果たして「孤独」はネガティブなものであろうか。この本は「孤独」の素晴らしい面を中心に書かれている。

⑧人口減少社会の未来学(内田樹 編)
この本は今後人口減少社会になった時の社会の色々の面の状態を色々の人がそれぞれの立場で予測したものである。特に興味をひいたのはヨーロッパの例から見て、日本の少子化対策の柱である婚姻の奨励、婚期の引き下げ、子育ての支援策、等々はあまり有効ではなく、むしろ婚外子の認知であるという事実であった。それと、このままいくと、AI等の今後の頭脳資本主義の時代に日本が遅れをとる可能性が高いということであった。

⑨教養としてのテクノロギー(伊藤穣一&アンドレー・ウール)
IT革命、情報革命の時代は過ぎ去り、AI、仮想通貨、ブロックチェーンなどおなど新しいテクノロジ~が次々に出ている。いままではテクノロジーは一部の特殊な人のものであったが、これからは一般のも無関係ではなくなる。技術の細部を理解するのではなく、テクノロj-にに対するてつがくというか考え方を理解することが必要になっt5えくる。まさに教養である。この本はテクノロジーに対する「そもそも論」が書かれている。

⑩生き残るための、独学。(千田琢哉)
独学と日本jの学校教育に於ける勉強とは違う。社会生活に於ける勉強は主として独学である。独学の利点、欠点も多々あろうと思うが、長所の最たるものはよく考えることである。そ9してこの本にもある通り、楽しんで実力をつけるべきであろう。

西暦2019年

①AIが人類を支配する日(前野隆司)
AIモ第3期に入り、AIがディープラーニンぐするようになると、人間と無関係にAI自体⒨で
学習するよぷになる。そうなると、、シンギラリテイを信ぜざるをえない。これが、西暦2040
年頃にくるくるらしい。人間はAIの次の第二位の存在になるらしい。将来はあまり明るくな
さそうである。

②いい老い加減(石川恭三)
この本は著者なりに、老いの日々に感じたことを色々記している。

③才能の正体(坪田信貴)
人は才能をを行為の結果として見ている・この本の著者は「才能」は誰にでもあると主張している。この本は個人の才能の伸ばし方の具体的なメソッド、才能のある人材のの見出し方、「成功者」や「天才」と普通の我々と何が違うかを考えている。

④人生のピークを90代にもっていく!(枝廣淳子)
長寿社会になり時間の使い方が問題になっている。この本/でrは人生の午前と午後Eは考え方を変えるべきであると主張する。例えば、幸せ一つにしても、人生の午後では外部にあるものを追いかけて獲得する幸せでなく、自分の中にあるもので満足する幸せ、いわば」「足るを知る幸せ」、幸せの自給体制の確立の必要性を強調している。

⑤薬に頼らず、血圧を自力で下げるコツ(桑島巌)
長壽社会で「ピンピンコロリ」を実現するには生活習慣病の原因である血圧を下げる必要がある。対策としては減塩、ポリフェノールの採取、筋トレ(運動)、肉の摂取等いろいろあるが、毎日測定している家庭用血圧計の脈圧(最高血圧-最低血圧)の最高血圧に対する比率や左右血圧の差の血圧に対する比率が老化の目安になるらしいので、実施している。

⑥「食べ方」事典(NHKきょうの健康)
この本西暦2010年から2011年にかけて放送された「健康レシピシリーズズ」を再編集そいたものである。生活習慣病の予防だけでなく、おいしさにも配慮されている。

⑦最強のアンチエイジング(黒田愛美)
アンチエイジングの本は数々読んだが、どれも似たり寄ったりであっyた。この本がそれらと違うのは、医師であRつ著者が自分のr.体で検証していることである。従来の定説が間違いであったこともあった。私はビタミンA、B群、C、D、の働きに興味をもっちゃので、とりいれておる。

⑧100年人生七転び八転び(外山滋比古)
自分の人生を振り返りあまり素直に生きてこなかったなと思ったというエッセイである。人でも物でも純粋なものは意外に脆いと指摘している。雑草の強さを推奨している。さらに、人間は歳を重ねたら、若い時とは異なり身体的なことだけでなく考え方も変えるべきであるとしている。若いうちに知識を蓄積し、歳をとったらそれに、基づき常識を検証すべきとしている。

Ⅲ 本の抄録

私は本を読む時に参考になりそうなカ所に黄色の蛍光ペンでラインを引いておき、後でその部分の抄録をパソコンに入れています。また読書感想文もパソコンに記録しています。それから寄付します。抄録は後で参照するときに便利ですし、抄録を取るときに本をもう一度読み返す場合があり理解が深まります。

従来は読書後印象に残った箇所をワープロに抄録していたが、21年から抄録の内、特に絞ってワープロに記録するようにした。
さらに、特に印象に残った部分だけパソコンに記録するようにした。

平成23年4月22日以降、抄録はワープロによる記録を完全にやめ、特に印象に残った部分だけパソコンに記録することにした。

ワープロによる記録
ワープロによる記録